林正奇

略歴・背景
1992年、中国・保定生まれ。2018年より東京を拠点に活動する現代抽象画家。中国中央美術学院を卒業後、約15年にわたるアートキャリアを経て、2020年に抽象表現へと転向。形、質感、光の相互作用に焦点を当てた制作を続けている。

作風と技法
近年の林の作品は、スポーツウェアに使われる反射布を革新的に活用し、動きと立体感のあるキャンバスを生み出しています。制作プロセスではまずこの布を彫刻的に操作し、平面に貼りつけた後、円や四角といった幾何学的形態と即興的な抽象表現を組み合わせています。反射素材の特性により、作品は見る角度や照明によって表情を変え、常に変化し続ける視覚体験を提供します。

展示