Supper Club KURA [8th April] - Where Unseen Things Seep Forward

Opening Times

April 8, 2026 - 06:30PM

Opening Times

4月の Supper Club KURA では、シェフ フィリップ・バトン の美しい料理とともに、フランスの中心へと旅するような特別な夜をお届けします。
今回は 6コースディナー をご用意し、さらに南フランスの雰囲気を感じていただけるよう、リカールのアペリティフ と Château La Coste のワイン もご提供します。

フィリップ・バトンは、長年にわたり東京で本格的なフランス料理を紹介してきました。
虎ノ門にある彼のレストランでは、「ワインとガストロノミーがひとつ屋根の下で出会う、本場パリのビストロのような空間と雰囲気」を大切にしています。フィリップは自身の Carte Gourmande を丁寧に構成し、特別なダイニング体験を生み出しています。

東京でのキャリアの中で、フィリップはシェフ兼マネージャーとして Le Petit Bedon の立ち上げにも携わりました。彼の指揮のもと、Le Petit Bedon は東京でも特に人気の高いレストランのひとつとなりました。その後、虎ノ門に Le Petit Tonneau をオープンし、こちらも同じく(あるいはそれ以上に)人気を集めています。

今回の Supper Club KURA は、リチャード・エロ―の協力のもと開催されます。彼は バーバラ・ペンウエ と バスティアン・マリエンヌ を結びつけ、二人にとって東京で初めてとなる展覧会を実現しました。

展覧会 「Where Unseen Things Seep Forth」 は、すでにそこに存在しているにもかかわらず、私たちが学ばなければ見ることのできない「ものごとの世界」を切り開く試みです。二人の作品は、私たちの日常の中にある小さく儚い瞬間の感情を捉え、世界を感じ取ろうとする探求を描いています。

当日は バスティアン・マリエンヌ もディナーに参加し、制作プロセスについてお話ししてくれる予定です。

バルバラ・ペヌエ

ヴァンヌに生まれたバルバラ・ペヌエは、絵画と建築の交差点に位置する表現を展開している。彼女の具象的アプローチは、「内なる光」をめぐる深い探求であり、沈黙と響きのあいだを詩的に行き交いながら、瞬間や身体をキャンバス上のみならず記憶の中にも刻み込んでいく。ペヌエにとって絵画とは、抵抗の行為であり、「身振りの実験室」である。文字通りの描写を避け、世界のささやきに耳を澄ませることで、内面的な地理を描き出している。

バスティアン・マリエンヌ

マルセイユを拠点とする画家、バスティアン・マリエンヌの作品は、「内なる光」を探求するものであり、沈黙と響きのあいだの空間を静かに行き交っている。一見すると瞑想的で穏やかな印象を与えるが、その静けさの奥には、人間の在り方を主題としてきた画家たちに共通する、深い感情的緊張が潜んでいる。マリエンヌは、見たものをそのまま描くのではなく、イメージを出発点として、移ろう視点や剥き出しの感情を表現する。彼の作品は、ノスタルジックな情景を視覚的な物語へと変換していく。